沖縄3日目

 沖縄滞在3日目になりました。時間がたつのが早いです。

 富山に比べると気温が高いけど、肌寒い感じです。

 机の引き出しをあけてみると、なんと金武中学校の帽章が出てきました。確か1948年の新制中学発足当時のものから一度改められたもので、二代目になると思います。懐かしいです。

金武中学校の帽章。デザインに人気がありました。

那覇市内のホテルに到着、忘年会へ

 14時半に小松空港を出発し、17時ちょうどくらいに那覇空港到着。機内で寝れたので移動の疲れから復活しました。今日はきょうだいが集まって那覇で忘年会。

 伊波普猷の生家跡地に少しだけ立ち寄ってみました。那覇市歴史博物館Webサイトで確認したのがきっかけ。宿泊先から歩いて行けます。

 場所は那覇市西1-13-3、伊波の写真と経歴が記されたパネルが設置されています(1997年8月に設置されたとのこと)。現在の沖縄県立図書館のすぐ近くなので感慨深いです。伊波は初代沖縄県立図書館長をつとめた人物なのだから。

 もう薄暗い時間になっていたので、明日朝もう一度行って写真を撮ろうと思います。

JTAで小松から那覇へ、ゆいレールで那覇空港駅から旭橋駅へ。
伊波普猷生家跡地に設置されているパネル。
忘年会風景

伊波普猷について 1 ある誤植

 

 今日はクリスマスイブですね。それでか近所のショッピングセンターが朝から人で賑わっていました。

 さて、伊波普猷の著作を読んでいて気づいたことが1点あったので、以下にメモしておきます。

 伊波は沖縄の支配階級が経済的、遺伝子的搾取をおこなっていたことを告発する文章を記しています。伊波は優生学的な観点から沖縄社会の問題点を主張しました。

 加之〔しかのみならず〕、貴族政治の國柄で、畜妾の風習があつたから、大勢の田舎美人が、徴發されて、「首里おや國」(首里の都の義)に集つたことを知らなければならぬ。かうした雌雄淘汰の結果、强い男子と美しい女子とが生れて來るのは、當然のことである。經濟的の搾取のみならず、血液の搾取までやつた征服者なる首里人は、巧に諸制度を運用して、この三四百年の間、自分等の十倍にも餘る被征服者を奴隷化して、明治の初年に及んだのである。

 この文章は伊波普猷「沖繩縣下のヤドリ」『地方』帝國地方行政學會、34巻5号、1926年5月号、107頁から引用したものです。

 ところが、この文章が伊波の著作『琉球古今記』(1926年刊、刀江書院)に収録される際に「强い男子」が「弱い男子」(432頁)に誤植されてしまったようです。

 この段落は、血液の搾取によってよりよい遺伝子が都市に集まったという主旨の文脈なので、「强い男子」が正しく、多分「弱い男子」は誤りであろうと思われました。

 細かいことですが、気になったのでメモしておきます。

今日は雪がやんで寒さも少しやわらいでいます。

仲嶺研究室のブログをはじめます。

皆様いかがお過ごしでしょうか。富山は昨日から大雪です。

研究室の本サイトはhtmlを記述するのが面倒でなかなか進まないので、更新がしやすいブログをはじめてみることにしました。研究日誌のようなものにしようと思います。

今年も残りわずかですが、もうひと頑張りしたいところです。

12月28日から田舎に帰って正月を過ごす予定です。しばし雪の富山を離れます。

昨日から積もりはじめた雪、寒いです。富山市の最低気温は0.1℃だったそうです。